カトリック教会において、2025年は25年に一度の「聖年」と呼ばれる年である。
2024年12月24日、教皇フランシスコによって、バチカンの聖ペトロ大聖堂の「聖なる扉」が開かれ、全世界で「聖年」が始まる。それは大いなる恵みの年の始まりである。
教皇フランシスコは、2025年の通年聖年公布の大勅書の中で、「すべての人にとって聖年が、救いの『門』である主イエスとの、生き生きとした個人的な出会いの時となりますように」と書いている。「聖年」は、キリスト教の中心であるローマの教会を訪れるのに絶好のチャンスでもある。本書は、写真と地図を多用し、77に及ぶローマの教会、5カ所のカタコンベを詳しく紹介する巡礼者必携の書である。