中世の神学者であり、霊性の巨匠が語るエックハルト版「君たちはどう生きるか」
これは(教導講話)、エアフルトの修道院の院長であり、テューリンゲン地区における管区長代理である、説教者兄弟会(ドミニコ会)の兄弟エックハルトが、若いドミニコ会士たちと行った諸々の講話である。集会(コラチオ)で互いに席についたときに、若いドミニコ会士たちは、それらの講話において多くの事柄についてエックハルトに質問したのである。(本文扉より)そういう人がすべきことは、一つの善い生き方を受けとり、そこでいつまでもその生き方のもとにとどまりつづけ、その生き方のうちにありとあらゆる善い生き方を持ち込むことである。そして、自分の生き方を神からいただいたものとして畏れ敬い、今日ある一つのことに手をつけたら、明日はそれとは別のことに手をつけるということをせずに、自分が手をつけたことにはいつでもなにかおろそかになってしまっているところがあるなどと心を悩ませることが一切ないようにあらねばならないのである。(本文より)