地上的、生得的なこの世にあって、天上的、霊的生活はいかに現出するのか。
マルティン・ルターに次ぐプロテスタント神学者と目されながら今日では忘れ去られている改革派ルター主義者シュペーナーは、ドイツ敬虔主義の要ともなった人物。その説教集成のひとつである本書は日本におけるシュペーナー著作物の初の、完全な形での翻訳出版として目が離せない。著者による膨大な訳註がこれを後押しする。
マルティン・ルターに次ぐプロテスタント神学者と目されながら今日では忘れ去られている改革派ルター主義者シュペーナーは、ドイツ敬虔主義の要ともなった人物。その説教集成のひとつである本書は日本におけるシュペーナー著作物の初の、完全な形での翻訳出版として目が離せない。著者による膨大な訳註がこれを後押しする。