現代の最も倫理的な課題に教会はどう応えるのか?
同性愛は、今日の教会が直面している最も差し迫った倫理的課題の一つです。それは人間の根幹に関わり、現実の人々の心と人間性に触れるものです。もはや「聖書はこう言っている」ではなく、聖書が何を意味しているのかを見極めなければなりません。本書では、同性愛や同性婚に関して、肯定的/伝統的立場から探求している2人の神学者と2人の聖書学者が、それぞれの聖書解釈から寄稿し、他の3人が応答しています。みな聖書の権威を堅く信じる福音主義者です。両者は意見が対立しながらも、互いに敬意を払い、各自の見解について率直な対話を交わします。教会が避けて通れないこの問題に、冷静に向き合うための示唆が、ここにあります。